【2019】ぬむるす瑞典狂騒詩 5日目(1)

10月28日 快晴

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朝のUppsala城

 8時起床。すでに冷蔵庫代わりのHemköpへ、朝食を買いに行きました。旅行中あまり良くなかった天気ですが、この日は快晴!今日は大きなイベントがあるのでありがたい。昨日ゴミとして出たペットボトルや缶を回収機に入れて、3SEK分の引換券をゲット、それを利用して買い物をしました。デニッシュうめぇ。ただホステルではコーヒーが飲めないので、一度駅に出ることにしました。

 唐突ですが、皆さんイエテボリ式歯磨き法って知ってますか?私も最近知った方法なのですが、歯磨き粉をたっぷり使い、口をゆすがないという歯磨きなのです。

www9.nhk.or.jp

 スウェーデンの人々が本当にこの方法で歯磨きしてるのか気になりました。自分も洗顔・歯磨きしている間、横目で何人か観察しましたが、口をゆすぐのは1回ですね。しかもゆすぐ人は皆さん、蛇口に顔を近づけて、水を口に含んでる感じで、コップを使ってる人は見ませんでした。(勿論、私が見ていないだけで、他の人々は使っていたかもしれません。)サンプル数は少ないのですけど、口に歯磨き粉が残らないように、丁寧にすすがないのは本当かも。

 身支度を整えて、Uppsala中央駅へ行きました。まずは明日乗るエアポートバスの乗り場を確認しました。チケットも事前に買っておきたかったのですが、Uppsalaのローカル線やバスを運営している、ULの電子チケットの有効時間は2時間程度なので、当日に買わざるをえません。駅のカフェでコーヒーを購入し、少しネットをチェック。

 それからKatalinが入っている同じ建物にある、洋服/雑貨店を見ました。この時はしぶのお土産を物色していたのですが、洋服は主に婦人用の品揃えでした。

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Katalin(左)の横にオサレなビルができていた

 雑貨屋ではUppsalaの名物建築のシルエットで構成されたキャンドルホルダーに一目惚れ。めったにかさばるお土産は買わないのですが、これは買わないと後悔すると思いました。それとダーラナホースの絵が描かれたコースターセット。ダーラナホースといえば、置物が本来の姿なのですけど、案外良い値段するんですよね。なので絵で満足することにしました。ここまでベタなお土産を自分に買うのは初めてかもしれないわ。

 この雑貨店で少し異質だったのは、犬釘でしょうか。線路のすぐ脇にありますから、鉄道関連のグッズがあってもおかしくはないのですが、これ以外には鉄道関連のものはなかったので。

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犬釘です

 さて、本日のメインイベントは午後にありました。

 出発前に、Hasseに「Vimusに連れて行ってくれないか?」と頼みました。VimusはHFMCがよくリハーサルで利用しているスタジオなのですが、以前はTFKのレコーディングやリハーサル使われたり、Uppsala在住のミュージシャンの拠点だったこともある、歴史ある場所なのです。自力で行くことも検討したのですが、バスを使っても行けない感じだったので、彼に頼んだのですが、ありがたいことに快諾してくれました。

 午後1時に中央駅のKatalin側で待ち合わせをしました。車から見つけやすそうなところでウロウロしていたところ、Hasseの車がやって来ました。時間前です。さすがだ。2015年にも乗った日産車だと思うのですが、相変わらずきれいでした(<どれだけスウェーデン人の車を信用していないのか)。でも時計はまだ夏時間でした。

 Uppsalaの市街地から北上して、道路以外はほぼ畑か野原か林、時々消防署や企業の建物しかないような場所を走って行きます。しばらくして、道路から外れて小山の中を登っていきました。これは一人では来られないわ・・・(汗)。Vimusの周りには、以前は2、3軒家があったらしいけど、今ではかなり離れたところに1軒だけ残るだけでした。

 Vimusに到着。Olaが先に来ていて(彼が鍵を持っているので)、ドラムを片付けているところでした。メインスペースに荷物を置いて、スタジオツアーを始めました。Antonが結構な楽器や機材を置きっぱなしにしていました。他Jonas Reingoldの機材やZoltan Csörszが「Meet The Flower Kings」で使用していたタムタムRoine Stoltが「The Flower King」のレコーディングで使用していた机など、さながら「TFK博物館(の倉庫)」のような感じ。ちなみに下の写真のカーテンは、Roineの奥さん(と言ってもいいよね)のお手製だそうです。

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このカーテンを生で見たかった(笑)

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1階のメインスペース

 2階もあり、こちらは他のバンドがリハーサルに使っているようでした。机に並べられている、古いファイルの背表紙に’Ulf Wallander’の名前を見つけたので、彼が今何をしているか尋ねました。Uppsalaの音楽家団体のトップにいるらしくご健在。以前は子供達にサックスを教えていたらしいのですが、最近それは引退してしまったそうです。この人のサックスの音がとても好きなので、何かの機会にまた演奏聴きたいなぁ。

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Ulfおじさん、お元気ですか?

 雑談の中で、実に面白いことを聞きました。最近アメリカでは、フェリーで行われるフェスが多いですよね。どうやらあれは、アメリカのワーキングヴィザの範囲外らしいんです。アメリカ本土でツアーをするには、いろんな許可を得ないといけませんが、「フェリーに乗って、アメリカの外で演奏する」と言うと、入国審査を通過できてしまうんだそうです。(<私の聞き間違いでなければ)

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頑張って平面図書いたよ

Vimusの写真はこちら

別ブログで、もう少し詳しく書きました。
Vimus その1(スタジオ編)
Vimue その2(コンピ編)

 

 続きます。