【2015】ぬむるす古都周遊記 3日目(2)

 3時半頃、なんとかやよいさんとホステルで合流できた。メッセージで事情は話していたので、チェックインしてすぐさま荷物を解いて、必要なブツをカバンに突っ込み、速攻でKatalinに戻った。Katalinのドアは閉まっていたのだけど、二人で中をのぞいていると、ベーシストのThomssonが気が付いて中に入れてくれた。

 サウンドチェックといっても、楽器をつま弾く程度だ。隣のスペースでジャズコンサートをやっていて、それが終わる5時まで音出しができないそうだ(笑)。みんな時間をもてあましている感じだった。コーヒーを飲みながら、お土産を渡したり、雑談をしたり。バックステージまで見せてもらえた。天井が高くて、広くてきれいな部屋だったなぁ。いわゆる「楽屋」とはかけ離れた、リラックスできる雰囲気だった。調理場から上がってくるスパイスの匂いがきつくて、私はちょっと辛かったけど(^^;)。しかし・・・まるで「VIPチケット」でも買ったかのような待遇だ。あとで追加料金とか取られませんよね(笑)?大丈夫ですか?そのうち雑談のネタが切れて、バンドは5時前に夕食を食べ始めた。私たち二人はそのままフェードアウトした。(その後、バンドはちゃんとサウンドチェックを始めました。)

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せっかくキメてくれたのに逆光でごめんAnton君

 7時に会場がオープン。再入場して、お馴染みのヲツ仲間のみなさんと挨拶して、夕食を一緒に摂った。いつも残してしまうKatalinでの食事だが、今回は軽食(と書かれているであろう)メニューからSkagenなるものを選んだ。エビと野菜と黒パン。この日は既にコーヒーの飲み過ぎでお腹が一杯になっていたので、周りの人に「それ、ちょっとしかないよ?」と突っ込まれたけど、ワタクシ的にはちょうどいい量だった。はじめてこの店で完食できたよ(^^;)。

 今回、グッズ販売はFröbergファミリーの担当ではなく、Johnnyさんともう一人(名前失念)が担当していた。JohnnyさんはドラムのOlaの幼なじみで、ここ最近、HFMCのマネージャー的なことをしているようだ。Tシャツには「HFMC」の丸いロゴが真ん中にデカデカとプリントされたデザイン。ジャケの絵じゃなくて良かったと安心したのは内緒だ(^^;)。グレーと黒の2種類があって、自分用にグレーのS、しぶ用に黒のMを購入した。(後でしぶに「デスメタルのTシャツみたいだ」と言われた。)

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グッズ売り場

 演奏が始まるまでの間、MySpaceで知り合った古いネット友達に会えたのが嬉しかった。一人はJonna。Spellboundをデビュー前から知っている人で、私がMSでHasseのトリビュートページをやっていた時に、声を掛けてくれた。ちょっと情緒不安定になって、ウザい発言をした時にも励ましの言葉を送ってくれたし、特に東日本大震災の時に気を遣ってくれて、本当にありがたかった。彼女はUppsalaには住んでいないので、私がスウェーデンまで来ても、なかなか会う機会がなかったが、今回ついに対面できた。美容師という職業柄、スリムでおしゃれな人だった。
 もう一人はElena。彼女はロシアでInRockという雑誌を旦那さんと発行している。他に音楽学校で先生をしたり、バンドでベースを弾いたり、なかなか忙しい人である。彼女は過去にSamlaをロシアに招聘した経験があり、TFKの中でもHasseファンなので、Smalaも好きな私に興味を持ったようだった。HFMCが始まる前に「私、Hasseファンです!」って人は珍しかったからね(^^;)。あと、歳が同じで、誕生日も5日しか違わないという偶然も大きかったかもしれない。
 他にはCalleという、Hasseの友人から声を掛けられた。彼はHFMCの写真担当で、バンドのオフィシャルサイトや、「HFMC」のブックレットの写真も彼が撮ったもの。一応Facebookでは友達になっているのだけど、向こうが私を認識しているとは思わなかったので驚いた。(彼についてはまた後で書く)

 ミュージシャンでは、JJ MarshとTomas Bodin、元SpellboundのAlf Strandberg(Strandberg家は5人だか6人だか兄弟姉妹が居るそうだよ)、それと最近はKaipa da Capoで活動しているMichael Stoltが来場していた。

 5月9日のPhoto(fotolifeへ移動します)

 いつもの、ディズニー調の音楽と共に会場が暗くなった。今回は、初めから聴く気マンマンの観客が前に詰めてきた。いいね!

次からライブレビューです。