【2019】ぬむるす瑞典狂騒詩 3日目（3）

　"Godsong"をしっとりと力強く演奏。Antonのまろやかな音色が、傷ついた世界を癒やすようです・・・"Parallel Life"のOutroパートの一体感は素晴らしくて、インストパートでこんなに楽しげなバンドの姿を、かつて見たことあったかな？としばし考えていました。（こういうのを見たから、帰国後にThomssonの脱退は本当にショックでした。）・・・ずっと見ていたいなぁ・・・しかし"Godsong"の歌メロを絡めたギターソロで、ライブは終わりを告げました。

　En gång till!!（アンコール！）

f:id:momodisson:20200213024039j:plain — with 赤い帽子

　熱烈なアンコールでメンバー達が戻ってきました。Hasseは例の赤い帽子をかぶって出てきました。Thomssonの誕生日を祝ってからの"Pages"です！しかし短縮版。歌い出しから徐々に盛り上がっていくのが好きなんですけど、すでに大曲を2曲やってるし、アンコールだから仕方ないかなぁ。とはいえ演奏の切れは落ちることなく、観客のテンションは上がります。私は細かい分析はできないのだけど、Antonのソロのすごさがもっと世界中に広まればいいなぁと思うのです。安定したテクニックと、曲の流れを読んだメロディ、素晴らしい構成力。HFMCから抜けられたら困るけど、もっといろんなところで活躍して欲しいです。Olaがギターを持ってフロントに出てきて、Hasseと歌の掛け合いをします。良い。この曲は亡くなった肉親について歌っているので、二人にとって少し辛い面もあると思うのですけど、良い。それ以外の言葉がないです。

f:id:momodisson:20200213024036j:plain — 急いでスタンドを立てるJohnnyさん

　最後の方ではThomssonのマイクスタンドが倒れてしまうアクシデントもあり、致命的なミスもありましたが(^^;)、ライブ全体の雰囲気はとても良かったと思います。観客の盛り上がりも素敵でした。

ちなみにエンディングは"Rain"。この曲も聴きたかったなぁ。

set list

Parallel Life
Sleeping with the Ghost
Everyday/Fallen Empire (edit)
Everything can Change
Never Alone
Songe for July
All Those Faces (alt. version)
Time Waits
Venice CA
Can't Stop the Clock / What If God is Alone
Godsong / Parallel Life outro

(encore)

Pages (edit)

　Göteborgのライブでは書きませんでしたが、"All Those Faces"で、ワタクシが紹介されたました(^^;)。今日も同じ流れだったのですけど、その直後に話しかけてくる人が居ました。ライブ中に会話なんかしたくないんだけどな・・・とちょっと困ってしまったのですが、この人、HFMCのライブDVD「No Place Like Home」を編集したKicki Holménさんでした。あのDVDはワタクシ的に最高な出来だったので、直接「あのDVD最高です！」と言えたことは良かったのですが、タイミングが悪かったな（汗）。

　ライブが終わってから、Göteborgから戻ってきたIngeraさんに再会できました。会場前に知り合いに会えたら分けようと思っていた、DECOチョコの余りをIngeraさんに渡しました。彼女が誰かに分けてくれるでしょう(^^;)。それからステージ横に放置されていたセットリストをゲットし、新しいビールとTシャツを買って、やっと椅子に座ってまったりできました。

f:id:momodisson:20200109000328j:plain — ふえぇ

　しばらくすると、見知らぬ女性が「あなたが作ったチョコを見たよ、すごい感激した！」と私に話しかけてきました。彼女はMariaさん。音響担当Michaさんのガールフレンドだそうだ。この人は話しやすかったなぁ。Mariaさんを見つけたMichaさんが途中で合流してきて、「来年日本に行くよ！」と言ってたので、The Flower Kingsの来日に同行するみたいですね。なかなか陽気な方でした。

　前日に渡した日本酒「直虎番外品純米大吟醸生原酒」がバンドの間で大変好評で、HasseはMCでそのことを言っていたらしいのですが、それを受けて「僕には日本酒はくれないのか、不公平だ」と言ってくるBent KneeのTシャツを着た兄ちゃんや、日本人と分かるやいなやQueenの"Teo Torriatte (Let Us Cling Together) "を歌ってくるおじさんには困りました。知らんがな(^^;)。

　えーと、あとバンドの皆さんからセットリストにサインをもらって、OlaとAntonとKjellと記念写真を撮りました。機材とだけじゃ寂しいじゃない（笑）。最後にHasseからサインをもらって、「ドレッシングルーム見る?」と言われたので、ホイホイ着いていきました。騒がしいところでの英語のヒアリングは段々つらくなっていたので、静かなところで話せたのはありがたかったです。DECOチョコは本当に気に入ってもらえたみたいで嬉しかったのですが、丸々箱ごとカバンにしまっちゃったので「え・・・みんなに分けないの?」と内心戸惑ってしまいました。あと、赤い帽子について「それいいよね、ジャケットの絵の人が被ってる帽子みたいで」と話を振ると、Hasseが言うには、「Johnnyの物なんだ。僕にはちょっと大きくて、紙を入れて調整してるんだけど、まだ大きい。演奏してると、どんどん落ちてくるのですぐ脱いじゃうんだ。これクールなのか分からないなぁ」ですと。いいと思いますよー。それから個人的に気になることを二つ三つ聞いて、ドレッシングルームから出ました。