【2015】ぬむるす古都周遊記 1日目

5月7日(木)晴れ

 いつも通り、成田線で成田空港へ。10日くらい前、ここでTFKの「入り待ち」をしたんだよね。今度は自分がスウェーデンへ行く番だなんて、何か変な感じ。今回はフライトの遅延もなく、定刻通り離陸。

 フライト中、ほぼ数独をしているか、音楽を聴きながら寝ているのだが、今回は違った。隣に座った恰幅の良い男性が、よく話しかけてきたのだ。初めに「ガム食べる?」と強烈なミントガムを分けてくれたのだけど、その時私がガムを受け取ったからかもしれない。仕事で新宿に行って、その帰りらしい。Uppsalaの街情報とか、スウェーデン語の単語を教えてくれたので「スウェーデン人ですか?」と聞くと、「フィンランド人だけど、子供の時にみんなスウェーデン語を習うんだよ」という。私がいつも旅に持ち歩いているくまプーを見て、「フィンランドではNalla Poohって言うんだよ。ムーミンは知ってる?」とか、何かきっかけを見つけて話しかけてくる。私が機内行動用に使っていた、英国在住の友人からもらったThe Cloth Shopのトートバッグを見て「あぁ、それはイギリスのお店だね」と反応していたので、多分仕事で世界各国を回っている人なのだろう。
 あと記憶に残っているのは、「日本の女性はいつも笑ってるよね。いつもニコニコしてる。とてもいい。ヨーロッパの女性は全然違うよ」という言葉。楽しくて笑ってる訳じゃなくて、相手に不快さや敵対心を抱かせないための、ほとんど本能的な表情だし、ニコニコというよりはニヤニヤの方が合っているような気がする。(英語の表現で違いがあるのかは分からない)

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今回もPoohがいます

 機内食は、前回と変わらず、フルセット1回と、軽食1回。機内のフィンランド・ビールは、クマがトレードマークのKarhu Aのみ。その間におやつのバニラアイスが提供された。これは前回なかったかな。アイスを食べながら、隣の男性は「これはフィンランドのアイスと一緒だね。ヨーロッパの他の国に行くと、チョコ味ばっかりなんだ」みたいなことを言っていた。そうなの?軽食で提供されたパスタは塩気が足りなくて、ナイフとかスプーンと一緒に配られる塩を初めて使った。隣の男性も使っていたから、私の舌がおかしいのではないと思う(^^;)。

 予定では現地時間の17:00に到着の予定だったが、なんと1時間も早く到着。隣のおじさんとは出口と乗り換え口の分岐点で別れた。フィンランド訛りの英語で、時々聞き取れなかったのが悔しかったが、それなりに楽しかったよ。

 入国審査、セキュリティ・チェックをスムーズに通過し、もともと乗り換えに余裕のあるフライトを選んでいたので、メッチャ時間が余った・・・。今回iPhoneを持参していて、フリーwifiで乗り切ろうという魂胆だった。HelsinkiのVantaa空港はとても快適!それでも、もし間違えて有料のサービスに接続してしまったら・・・と怖くて、時々チェックする感じで、長く画面を眺めては居られなかった。前回利用した有料ネットコーナーは、テーブルはそのままあったものの、Macは全部撤去されていた。もう「みんなモバイルを持っている」が前提なんだろう。とりあえず、ユーロを持っていないのでカードで水を買い、椅子に座って、日記を書いたりボーッとしたりした。この時点で日本は翌日の昼近く。眠い・・・
 ・・・ふと隣の席を見ると、女性が自分のカバンからランチボックスを取り出した。蓋を開け、入っているのはゆで卵数個とニンジン。

ニ ン ジ ン ?

色と形状を見ると、茹でた感じもない・・・生(^^;)??女性は猛然とゆで卵を食べ始めた。すげぇぞ外国のオベントー。

 Stockholm行きのフライトは、10分ほど遅れて出発。ほぼ予定通りにArlanda空港に到着。手荷物をピックアップする場所が明るくキレイになっていた。日本では気温が20度以上あったが、こちらはまだ10度台。キャリーからコートを出したり、お金の入れ替えをあれこれやっている内に、周りに人が居なくなってしまった。税関(いつも人が居ない)を抜け、到着ロビーに出ると、前と様子が違っていたので、バスの切符売り場が分からなくなってしまった。外に出て、Stockholm行きのバス停は見つけたので、しかたなくバス停にある自動販売機で購入することにした。119SEKなり。カードを入れる方向に迷い、機械の反応の遅さにとまどい(日本人の操作は、外国の機械に対して早すぎるらしい)、アタフタしていると、バスがやってきてしまった。機械の印字スピードも遅い。早くー!バスの車掌が「このバスに乗るの?チケットある?カード忘れてるよ!」と急かしつつ待ってくれたので、なんとかそのバスに乗ることができた。空港のシャトルバスでは、車内でもフリーwifiを提供していた。なんて快適なんだ!

 40分ほどでStockholmに到着。

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中央駅はいつも工事中

 バスターミナルを出て、中央駅を突っ切り、St.Klara教会を目印に今日の宿、City Lodge Stockholmを目指した。うろ覚えの割には迷わず到着できた。大きな建物の裏手で、夜はちょっと怖そうだけれど、デパートÅhlensが近くにあるので買い物には困らなそうだ。チェックインして、荷を解いてから再び外出。Åhlensの地下にあるHemköp(この旅でとてもお世話になったスーパー)でサラダパック(謎の穀物(キヌア?)が入っていて、見かけ以上のボリュームがあった)やビールやリンゴなど、今日の夕食と翌日の朝食を購入して、すぐに帰ってきた。ふと街の時計を見るとすでに19:40。時差ボケもあったけど、夕方くらいには明るいので、ちょっと変な感じだった。フトンカバーに四苦八苦して、温度調整の利かないシャワーと戦って、この日は早めに就寝。

 今日のビール:Lapin Kulta(低アルコール)まぁまぁ。

5月7日のPhoto(fotolifeへ移動します)

5月8日へ。