【2012】ぬむるす瑞典縦断記 2日目(3)live review

 アンコールの1曲目は"Is It Ever Gonna Happen"。こんな終盤にハードな曲を持ってきたものだ。この曲も展開が激しくて、ヘヴィなリフとアタックに続いて、フュージョンぽいギターソロとか、いきなりレゲエだったり、CDで聴いた時は「なんじゃこれ?」と思った(笑)。ヴォーカルも、Chris Farlowと比べられていた荒々しいスタイルから、サビの爽やかな声とか、ちょっと脱力したような歌い方とか忙しい。しかしライブではただただ引き込まれた。意外とライブ映えする曲なんだな。

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歌って弾いて、足下の操作も忙しそうだったHasse

 最後は"Godsong"だった。ラストを飾るに相応しいバラードだ。Kjellのピアノ伴奏に続いて、Hasseの優しいヴォーカルが、切々と響く。ハードに押すだけではなく、"This is my Godsong"とふわっと息を抜いて歌うコントラストが魅力的。Antonの一音一音大切に弾く、泣きのソロも良かった。CDと違って、Hasseは音をあげて最後の"This is my Godsong"と高らかに歌った。本当にライブを締めるに相応しいパフォーマンスだった。

set list:

  1. My River to Cross - I Wouldn't Change a Thing
  2. The Final Hour
  3. Song for July
  4. The Chosen One - Magic Pie - The Chosen One
  5. Venice CA
  6. Piece of the Sky
  7. The World Keeps Turning
  8. Fallen Empire

(encore)

  1. Is it Ever Gonna Happen
  2. Godsong

6月1日のPhoto(flickrへ移動します)

 

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おつかれー

 色々書いているけど、実際、後半は余計なことを考えることなく、ステージに見入って、一緒に歌っているウチに終わっちゃった…って感じだった。不満である。短すぎる。(おいおい)

 

 ライブ終了後、今回はサインをもらう物もなかったけど(Spellboundはコンプリートしたからねw)、下に降りてきたメンバー達にポツポツと話しかけてみた。会話自体はほとんどやよいさんに任せて、自分は相づちを打っていただけだったけど、メンバー達は今日のライブに満足しているようだった。

 Hasseにプレゼントを渡して話をしていた時に、親切などなたかが「写真を撮ってあげるよ」と、私のカメラで記念写真を撮ってくれたんだけど、その時にHasseが「背が高くなった気分だよ」って言ってたのに笑ってしまった。Felixの身長は知らないが、TFKの他の3人は約190センチだからね。ThomssonもAntonも背が高い。しかしOlaは日本人でも近づきやすい身長だ。Kjellの身長はソコソコあるが、ボリュームの方が気になってしまう(笑)。Kjellが「日本語で"Skål"って何て言うの?」と聞いてきたので、「カンパイだよ」と教えてあげた。覚えているだろうか?そんなこんなしていると、会場のマネージャーが客の追い出しに掛かった。隣のバースペースに移動させたいらしい。我々は明日Umeåに移動するので、もう帰ることにした。ライブ会場を出ると、バースペースの方で、Antonが家族(多分)と和んでいるのを見かけた。あなた、ステージの機材をまだ片づけてないですよね?(笑)。メンバーで唯一20代のAntonは、のんびり屋らしい。明日Umeåのライブも観るよ、などと挨拶をして、ホテルに戻った。

 あ、そうだ。Iさんに「これをもっていきなさい」と、Katalin特製HFMCライブ告知ポスターをもらったのだった(前ページの最上部参照)。わざわざお店と交渉してくれのだ。長さ1メート以上あるポスターで、「Powerplay」のジャケデザインを模した、とてもナイスなデザインだ。今日は時間なかったけど、Umeåに行ったら、これにメンバーのサインをもらうことにしよう。

 宿に帰ったのが12時過ぎ。シャワーを浴びてからベッドによじ登って、今日の録音を寝ながら聴いてみた。マイクが壊れていたみたいで、右チャンネルが全く録音されていなかった。しかたないので右のイヤホンを外して聴いた。それ以外はとても良くて、自分が思っていた以上に演奏内容や歌唱が良かったことにとても驚いた。最前列にいたから、たしかに音を聴く条件は悪かった。しかし集中力が足りなかったのは、実は自分だったことに反省…。そしてHasseの歌はやっぱり素晴らしい。

6月2日へ。