【2004】ぬむるす花王巡礼旅行記 4日目 (3)

 

 

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布団叩きを持ったHasse Bと、しゃがんでマラカスを振るHasse F
その後ろはJonas

 しばらく会場でファン同士の会話を楽しんだ後、追っかけ仲間一行は飲みに会場を出てしまった。やよいさんのカメラを拾ってもらわないといけないので、やよいさんと私は会場に残った。他にマーチャンのCDやポスターにサインをもらうファンが数人。私もDanielに、自宅から持ってきたPOSのジャケットにしぶ宛のサインをお願いした。以下エピソードを箇条書き(ちなみに私の発言の殆どはやよいさんに通訳してもらったものです)

●WennmanのCDジャケにTomasのサインを貰っていた時のこと。このCDを持ってくる奴はよほど珍しいのか驚いていた。そして「このBLMというのは僕とRoineがやっていた出版会社だよ」と教えてもらった。

●Hasse Bのサインを貰っていたときの話。彼のサインは「H__B__i__」というシンプルなサインなのだが「Bruniussonって誰も発音できないから、これは発音のリズムを表しているんだ」と言いながらグニグニと書いてくれた。

●自分用にHasse Fからサインを貰っているとき、例のごとくアガッてしまい、舞台下にサインペンを落としてしまった(恥)。それにSpellboundのジャケはある意味イタイ写真が多いので(^^;)、内心どう思ってたんだろう?Solid Blueの「Vol.III」*1のスリーブを眺めて、写真を指さし「彼ら(3人)は明日来るよ。でも見ても(風貌が変わって?)誰だか分からないかも。」と教えてくれた。Solid Blueのメンバーは5人。Hasse F以外で「彼ら」のウチに入らなかったメンバーはキーボードのRikard Zander。現在Göteborgに住んでいて、メタルバンドEvergreyで活躍中。バンド解散後もみんないい友達だって。

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Solid Blue / Vol.III

●Danielがステージから身を乗り出して女性と親しげに話していた。ていうかかなりラブラブな空気を漂わせていたので、奥様かもしれない。ストレートのブロンドで、眼鏡をかけた知的そうな美人さん。彼は本日ツアーバスに乗らず、自宅に帰っていった。POSの出身地のEskilstuna、次の公演地UppsalaとNyköpingの位置関係はこんな感じ。自動車で1時間弱ってところか。

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3つの街の位置関係

★今日のインパクト大賞。Roineが機材を片付けにステージに戻ってくる際、妙なビブラートをかけた声で歌いながらやって来た(扇風機に向かって出したときの声を想像せよ)。な、何事?

スウェーデンに来る直前、私は日本でFarmers Marketのライブを観に行った。ベーシストのFinnさんがDanielによく似た風貌をしていたので、これは是非やよいさんに見せたいなと思い、デジカメのメモリーに彼の写真を残しておいた。これを客席で和んでいたTomasとHasse Fにも見せてみた。はじめ、二人ともDanielだと思ったらしいが、今現在のDanielと風貌が違うので「コレ誰?」とたいそう驚いていた。Hasse FはともかくTomasもFarmers Marketのことは知らなかったな。差し入れましょう!>やよいさん

●ソックリさんと言えば。Hasse FがTFKと並行活動しているメタルバンドSpellboundのベーシスト、ThomssonがLAへ仕事の用事で行ったとき、Hasse Fにそっくりの人を見かけ、思わず写真に撮って彼に見せたそうな。本当に似ていてHasse Fも驚いたという。「世界には同じ顔が3人居ると言いますからねぇ」と言うと「本当だねー」。スウェーデンでも同じような言い回しがあるのかな?

●Roineの長男は忍術を習っていて、日本に行きたがっているらしい、とTomasが話す。スウェーデンは日本ブームとは聞いていたが、ソコまで行っていたとは・・・(汗)・・・そこでTomasに「やすらぎ(Yasuragi/Stockholm郊外にある日本式温泉)って温泉を知っている?」と聞いてみたがそれは知らなかったようだ。ちとコアすぎたか。

●昔柔道をやっていたJonasが柔道用語を披露してくれた。「イッポン」「コウカ」はともかく「モロテセオイナゲー」にはウケた。

●Zoltanに飼っている猫の写真を見せてもらった。品種はよく分からないが、名前はミッチちゃん。Mitch Mitchellから取ったのでしょうか?彼はNokiaのケータイに大量の写真入れて持ち歩いている。

●そのZoltan、ことあるごとに大げさな手振りをつけて妙な歌を歌っている。Hasse BやJonasも同じような歌を歌って機材を片づけていた。やよいさんが「その歌は何?」と尋ねると、現在ツアーバスの中では60年代のサイケなSwedish Rockが流れていて、それがみんなに大受けだったらしい。特に若いZoltanは面白がっているみたいだった。さっきのRoineのみょ~な歌もそうだったのか・・・??

 

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会場の天井

 舞台の上はあらかた片づいたので床をはがし、ツアーマネージャーのRobさんに落としてしまったカメラとサインペンを拾ってもらった。お世話かけました。優しいRobさんはDream Theaterのペンダントをしていた。彼はPain of SalvationAnekdoten、Ritualのツアーマネージャーもしている。これにTFKを加えてSweden Prog Rock Festivalでもやって欲しいものだ。*2 バンドやスタッフがツアーバスの方へ引き上げ始めたので、私たちも宿に帰ることに。バックステージでシタールキング(<やよいさん命名)Håkanに会ったので「初めてシタールの演奏を生で観たので、とても面白かったです」というと「ニコ~」。物腰が優雅な人だ。

 明日はProgrock Capital(笑)Uppsalaに移動。

 

次の日へ。

*1:2021年にspotifyなどのサブスクで聴けるようになりました。YouTubeもあるよ。

*2:RobはのちにGlassVille Musicを立ち上げ、POSやTFK他、Riverside、Kayak等のマネージメントを手がけている。