【2019】ぬむるす瑞典狂騒詩 1日目

10月24日 曇り

 茨城県某所から、常磐線を延々と南下して我孫子に到着。成田線に乗り換えるまでは順調でした。しかし上り列車が遅延したため、下り列車まで影響が出ました。なぜなら単線だからです(ノД`)オオウ。成田駅で乗り換えた時、成田空港行きの電車が待っていてくれたのは幸いでした。余裕を持って家を出たつもりが、成田空港に到着した頃には、出発時間の1時間半前くらいになっていました。そして緊張のチェックイン。キャリーバッグ(karrimorのクラムシェル40)は持ち込みOKかどうか、かなりギリギリの大きさだったのですが、特に指摘されることなく搭乗手続きを終えました。念のため3万円をスウェーデン・クローナに換金した後、時間もなかったのでさっさとセキュリティチェックを通り、出国しました。

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飛行機が渋滞中

 FinnAir、ミニペットボトルの水が復活しました。機内食も変わりましたね。妙な味のチーズがなくなって、全体的に日本人が食べやすい味付けになった気がします。隣のエキゾティックな顔立ちのおねーさんは、そばの食べ方が分からないようでした。そして何故か、ニコッと無言でコーヒー用ミルクを私に譲ってくれました(^^;)。あ、前回のフライトでは出されていたアイスクリームはなくなりました。

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フライト中の予定。いつ寝て、食事なのか分かるのは何気にありがたい

 私の席のモニターはしょっちゅう故障していたのですが、なんとか映画を1本観ることができました。「幸せなひとりぼっち」というスウェーデン映画です。妻を亡くしたばかりの偏屈な中年男性が、自分の人生を振り返りながら、近所の人達に心を開いていく、コミカルながらじんわり心に染みるお話でした。亡くなった奥さんがまたチャーミングでねぇ・・・。あと、アカデミー賞ネコ部門があったら大賞を差し上げたいくらい、ネコが良い演技をしておりました。

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乗換案内

 FinnAirでは、到着近くなると、モニターで乗り換えゲートの案内が出ます。私の次のフライトは19Aから。ちょっと遠いな・・・前回のように、1時間早く着いてしまうなんてハプニングを期待しましたが、そんな奇跡は起こりませんでした。

 到着し、降機したらすぐにセキュリティチェックを目指して走ります。あらかじめマフラーや帽子はカバンにしまい、液体類は出しておく。事前の準備で素早く通過できました。それから入国審査まで、ショッピングエリアを走り抜けました。ここまで20分位。審査の列に入る前に、搭乗時間が迫っている旅行客を案内する掲示板がありましたが、私が乗る便は該当しませんでした。旅行客を窓口に振り分けている係員に、一応「時間があまりないんだけれど」と聞いてみたけど、うーんという顔でされて、結局普通の列に並ばされました。並ぶこと20分・・・なんか前のアジアン家族がもたもたしている・・・そしてストレスでお腹痛い(汗)。ようやく私の順番が回ってきた時には、搭乗締め切り時間まであと10数分。

 (写真のなさは余裕のなさ)

 7kgはあろうキャリーバッグを引っ張って、人混みの中を全力疾走しました。機内で案内された19Aゲートまで着いたら、なんとGöteborgではない行き先が表示されているじゃないですか!ちょっと焦りました。ヤバイ、私のゲートはどこ??近くの掲示板を確認すると、15Aに変更されていました。さらに遠いじゃないかーヽ(`Д´)ノ そこからまた爆走。普段の運動不足が祟ってヨレヨレしながら、ちょっと泣きそうでした。

 15Aに到着すると、ゲートから飛行機までバスで行く方式だと分かりました。見たところ、バスは待っていなかったので、トイレに駆け込みました。ま、間に合った(汗)

 ・・・ふぅ・・・。

 とはいえ、ゆっくりもしていられないので、腹筋に力を入れて出す物を出して素早くトイレから脱出。外に出ると、自分の名前が呼び出されているのが聞こえました。ひー((((;゜Д゜))))))) ゲートにいる係員に自分のチケットを見せ、階段を駆け降りてバスに滑り込みました。やったー!こっちも間に合った!

(バスに乗ってからしばらく待ったので、実はそんなに急がなくても良かったかもしれませんが、まぁいいです)

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バスを機体の横につけて、タラップを登る方式

 HelsinkiからGöteborgまで約1時間半。とにかくボーーーーと放心してました・・・。

 

 さて、Göteborg Landvetter空港に到着しました。

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リアルタッチのダーラナホース達

 無事サブバックも到着したので、今回の旅行は半分終わった気分になりました。FinnAirマジでGood Job!!

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 とはいえ、実際の旅は始まったばかりで、これから今日の滞在先のホステル Mini Hotelまで行かなければなりません。Göteborg中央駅までのエアポートバスのチケットは前もって購入したので、バス停を探すだけでした。当日買う場合は「Flygbussarna」と書かれた自動発券機で買うことになります。

sveliv.hatenablog.com

 Göteborgは15年前に来たきりなので、空港の記憶は全くなかったのですが、中央駅まで来ると、なんとなく懐かしく思える風景がありました。しかしバスターミナルは新しいオシャレな建物になっていました。

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おされ

 ここのツーリストセンターで72hour Travel Cardを購入しました。これでUppsalaへ移動する26日まで、市内の移動(トラムとバス)はカード1枚で済ますことができます。

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交通カードとパンフレット

 カードについてはこちら (英語)。アプリもあるのですが、Travel Cardの方がゆるく使えていいと思います。72hour Cardは190SEKで、24hour Card(95SEK)もあります。ちなみに一回乗る運賃は31SEK(zoneが同じで、当日アプリ以外でチケットを買った場合)。

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駅前のコンビニとサービスセンター

 すっかり日が暮れて、10月下旬ながら日本の冬のような気温です。9番か11番のトラムに乗ればいいと分かっていたのですが、乗り場が見つけられず、30分くらい駅の周りを右往左往しながら、最後はツーリストセンターに泣きつき、なんとかホステルの最寄りまで行く11番トラムに乗り込みました。

 トラム内の機械にTravel Cardをピッと付ければ精算終了。suicaより反応が良くて、最初は自分のカードがちゃんと認識されたのかわからず、何度も機械に付けてしまいました(^^;)。

 6駅目のMasthuggstorgtで下車。今日の宿Mini Hotelに無事到着できました。長細い部屋だけど、ベッドは二段だから上に物を置けます。クローゼットもあるし、なんといっても冷蔵庫はありがたい。ただなんか寒い。北欧だからしかたないのかなぁ。一息ついてから、近くにあったおなじみのスーパーHemköpで適当に夕飯を買ってきて、部屋でTVを見ながら食べました。それからシャワーを浴びて就寝。キャリーを引っ張って走り回ったせいか、首と右腕が筋肉痛でした。

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おつかれさま

 今日のビール:Carlsberg organic 3.5%

 

 次の日へ。