【2012】ぬむるす瑞典縦断記 5日目(2)

 ホテルに戻る途中、ふたりで「Rockn'Rolfがやってたバンドって何だったっけ?」と思い出せず苦悩した。やよいさんが「Running Wildだ!」と思い出してくれたので、すっきりした(笑)。

 カフェGöteborgに入ると、すでにBさんは到着していて、テーブルには既に料理が並んでいた。Västerbotten Pie。

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Västerbotten Pie

 これも地元のチーズを使った郷土料理なんだって。Paltよりいろんな人にお勧めできるかも。Bさんは、私が花柄のスニーカーを履いていたのが妙にツボに入ったらしく、私が靴をもらったのも喜んでいるようだった。結局Bさんには食事も色々ごちそうになってしまったて、お世話になりっぱなしだった。畳みかけるような、あちこち話題が飛ぶ話し方に、初めは面食らったのだけど、とにかくいつも素直で一生懸命な人なんだなぁと思った。

 3時を回り、Oさんが仕事を終えてGöteborgにやってきた。私たちを空港まで送るためだ。私は「シューズウォーマーは完璧でに仕事をしてくれました!」と御礼を言って、それを返却した。でも本当に、旅行先で突然の大雨があった時(2001年の韓国旅行を思い出した)など、とても役に立つアイテムだと思った。Oさんにもお世話になりっぱなしだった。あちこち車で行ったり来たりだったし、待ち時間も考えたらけっして楽な仕事ではなかったと思う。それでも穏やかに私たちに付き合ってくれた。Genesisのお話につきあえなくて申し訳ない。

 Bさんとはホテル前で別れ、Oさんに空港まで送ってもらい、私たちはArlanda空港へのフライトにチェックインした。

 飛行機の窓からはっきり、海に浮かぶ無数の小島が見えた。

 ところで、SASの避難誘導の手引きにあるこのイラスト、火は分かるのだが、その下のはなんだろうか?

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これ

 Arlanda空港からStockholm行く時、Arlanda Expressじゃない在来線を使うと、ちょっと手間が掛かるらしい。バスで行くのが一番素直で良かろうと、チケットを自動販売機で買った。50分ほどバスに揺られて、Stockholm中央駅近くのターミナルビルに到着。それから地下鉄(切符は改札近くのコンビニで購入!)Red LineでHornstull駅まで行った。偶然にも、今読んでいる「ミレニアム」シリーズの舞台の近くだ。駅から少し歩いて、Tantolunden公園に入り、その中に今日の宿があった。

 このホテル、ホステルのつもりで予約したのだけど、リネン・タオルをレンタルする以外は、ホテル並みの設備で、洗面台にはドライヤーやタオルウォーマーが付いていた。コップも二人分置かれている。よしよし。取りあえず荷物を置いて、夕飯を買いに駅方面へ歩いていった。駅近くのコンビニICAで、サラダとパスタがごっちゃに入ったパックと低アルコールビールOld Gold (Swe)を買った。もう夜の9時近いのに、まだ夕方のような空。でもUmeåに比べると、若干空が暗くなるのが早い気はした。

 部屋に戻って、外の明るさに惑わされないようにカーテンを閉めた。今までTVがない生活だったので、久々にTVをつけてみた。BBC Worldでは、女王戴冠60周年で盛り上がっているのと、Philip殿下が膀胱炎か何かで大事を取って入院したというニュースが流れていた。時々、欧州内のおおざっぱな天気予報が流れるが、スウェーデンの天気がどうなのかはあまり分からなかった。スウェーデンの国営テレビSVTに合わせてみたが、ドラマかドキュメンタリーばかりで、天気予報をやる気配はなかった。いろんなチャンネルをザッピングしていると、おじさんがハァハァいいながらダイエットに取り組んでいるらしい番組にあたった。番組名は「Älskling - Du har blivit en tjockis!」(愛する人ーあなたはデブになってしまった)という身も蓋もないタイトル(^^;)。どうやら、専門のトレーナーをつけて参加者を減量させ、その減量した数値によってもらえる賞金が変動するシステムの番組のようだ。そのおじさん、Thomasさんの紹介も「Tjockis」(デブ)と容赦ない。痩せるというか、やつれていくThomasさんを見て、私たちは「大丈夫なのか?」と心配になった。最終的には15kg以上減量し、きりっと締まったおじさまになって、賞金をゴソッともらっていった。すごいわー。そのあと「CSI」とか「Criminal Minds」が始まってしまい、なかなかシャワーを浴びに行けない(^^;)。「Criminal Minds」の二話目が始まった時に「えいや」と腰を上げ、ようやくシャワーを浴びた。

 その後、先に寝ていたやよいさんの横で、こそこそと絵はがきを仕上げてから就寝。

6月4日のPhoto(fotolifeが開きます)

6月5日へ。