ゴロンボ (1)

 

茨城県の真ん中辺りから東京に出るというのは、ほぼ日帰り旅行です。

茨城県某所に引っ越ししてからしばらく、都内へ出る時には常磐線を利用していました。そのうち高速バスの方が楽だと気がつきました。普通電車より少し時間はかかるのですが、乗り換えなく東京駅まで行ってくれます。帰りは品川駅か東京駅から特急ひたちに乗ることが多いです。コロナ禍前、ライブで帰りが遅くなる時は、東京駅から0:00発の深夜バスを利用していました。しかし、公共交通機関の最終便が軒並み繰り上げられ、深夜バスはなくなりました。エンタメが徐々に戻ってきている昨今、ぜーひー復活して欲しいんですけどね、茨城交通さん

高速バスから見たスカイツリー

前置きが長くなりました。
今回は2月23日に野口五郎を観に行った時のことを書きます。

野口五郎というと、小学生の時 カックラキン大放送!!  に出ていた、寒いダジャレを言う長髪の兄さん、というイメージでした。当時、新御三家の中では西城秀樹が好きだったので、あまり五郎を意識することはなかったのですが、子どもながらに「 "コーラスライン" はいい曲だ」と思っていた記憶があります。 

 


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それより前、私はかなり幼い頃に母親に連れられて、野口五郎のコンサートに行ったらしいのです。もっとも、私がぐずりだしてしまい、母は「殆ど観られなかった」と言っていたので、「観た」とは言えないかもしれません。すまぬ母。 

しぶと付き合いだした頃に、彼から野口五郎のお好みテープを受け取りました。しぶのお姉さんが五郎の大ファンだったので、家にLPが揃っていて、しぶなりにお好みテープを作っていたんですね。それを聴いて、「え?この人歌上手くない?」と思うようになりました。数年前に一人カラオケを始めた時には、彼の歌を好んで歌いました。男性としては高い声域が、女性としては低い私の声域にとてもマッチしたのです。加えて、歌うのがとても気持ちがいい。言葉を詰め込みすぎない昭和の歌謡曲というのもありますが、おそらく作詞作曲チームが、彼の声の伸びを活かすように曲を作っていたのだと思います。 

そのうち「いつか生で観たいねぇ」と、しぶと言うようになっていました。そして、ついにそのチャンスが訪れました。オーチャードホールへゴー! 

 

新しい渋谷駅銀座線のホーム。ガウディみたい。

その前に腹ごしらえ。オーチャードロード(文化村通りからさらに代々木公園方面に行った道。奥渋谷とか言うらしいです)の、さらに一本路地に入ったところにある、アフリカ料理レストラン Los Barbados。私はジョロフライス(パエリアみたいな、お米や野菜、肉を煮込んだ料理)を頼みました。追加で頼んだセネガルのコーヒー、カフェ・トゥーバは驚いたなぁ。生姜とこしょうが入っているスパイスコーヒーで、目が覚める感じでした。

外観。面白そうじゃないですか。

ジョロフライス。結構なボリュームでした。

カフェ・トゥーバ。少なく見えるけど、この量がよい。

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そしてオーチャードホールへ。これまたしぶと付き合い始めた頃に、ポルトガルのバンド Madredeus のコンサートを観に来たとき以来の会場です。2023年の春から、大規模改修工事のため長期休館になります。1989年竣工だそうで、時代の流れを感じました。

コンサート中の写真撮影はNGだろうと思ってたので、せめて会場の外のポスターとか看板を撮ろうと思っていたのですが、まったくないじゃないですか。電光掲示板の「今日の予定」に名前が出ているだけ。それでいいんですか??!!日本の芸能界的なイベントは、去年の6月に行った氷川きよししかサンプルがないのですけど、その時は当日券売り場にポスターが貼られていたし、会場内には宣伝用の等身大パネルもありました。もう少しメモリアルな撮影ポイントがあってもいいと思うのですけど、GOROファンには不要なのでしょうか?それともこれがオーチャードホールの仕様なのでしょうか。同じBunkamuraの中にあるシアター・コクーンは、同時期にやっていたコクーン歌舞伎を派手に宣伝してましたけどねぇ。というわけで、今回写真がほとんどありません。

 

続きます。

 

(2022年2月25日にmixiにアップした文章を5月9日に加筆)