異次元に行ってきた (1)

まだしばらく海外ライブ遠征はできそうにないので、国内のライブ遠征を書くことにしました。秋頃にはどうにかなるかなぁ。

 

1月8日、栃木県の「岩下の新生姜ミュージアム」へ行きました。目的はアートガレージパンクバンド、つしまみれ のフリーライブでした。バンドについては後で書きます。 

 

友部から水戸線に乗りました。昭和で時間が止まったような、こじんまりした集落が延々と続く風景に和みました。筑波山が田んぼの向こうに見えるポイントも良かったです。それから小山で両毛線に乗り換えて栃木駅まで行きました。

遠くの方に筑波山

小山駅両毛線ホーム。7番線はどこ?

わかりやすい

 

ミュージアムがある栃木駅周辺は、蔵の町として売り出していて、ミュージアムも美しい白壁の蔵をイメージした建物でした。しかしその横には巨大な新生姜のオブジェが・・・初っぱなからおかしい。入口で検温、手の消毒、連絡先の記入を済ませ、さぁ入るぞと振り向けば、新生姜型ペンライトで作られた巨大な円錐。今や絶滅危惧種のペッパー君。天井につるされた大量のピンクのぬいぐるみ。物の密度に圧倒されました。

なにか違うものに見えなくもない

多分クリスマスツリーの代わりだったんじゃないかと

 

お昼はここで食べると決めていたので、とりあえずカフェに入りました。水以外メニューすべてが生姜入り(飲み物の一部は生姜ぬきOK)。私たちは餃子鍋とジンジャービールを頼みました。あまりの生姜の多さに口の中が熱いです。ニンニクや玉葱は食べ過ぎると胃腸をやられるのですが、生姜は不思議と大丈夫でした。暫く身体がポカポカしていました。 

しょうがまみれ

 

それから、ライブの時間までミュージアムを見て回りました。圧巻なのは来館者のサイン色紙で、芸能人、芸人、漫画家、ミュージシャンと「そんな人まで来たの?」というラインナップの濃さ。根本敬Frank Zappaの絵もマニアックすぎる。

なかなかの顔ぶれ

映画「ZAPPA」もよかったよ

奥へ進むと、巨大な新生姜に「謹賀新生姜」という大きな垂れ幕。壁から新生姜をつまむ巨大な箸と手。壁紙は歴代の「岩下の新生姜」のパッケージ柄。隙間があればピンク色のぬいぐるみ。ピンクなら「おそ松さん」だってポケモンだって、なんでもOK。

お、おう

狂気を感じる

狂気しか感じない

マスコットキャラ「イワシカちゃん」に守られた「ジンジャー神社」。なんだこりゃ(汗)。これほど戦慄を覚える空間は、東京タワー蝋人形館以来ですよ。 

新生姜ファンの友人はありがたがってた

 

現在の4代目社長がユニークな人で、SNSエゴサをしまくり、「新生姜」とつぶやいてる人にはだれでも「いいね」しているみたいです。twitterで「つしまみれのライブが岩下の新生姜ミュージアムであるのか~」と書いただけで、社長から「いいね」をもらったのにはビビりました。先代まではファミリービジネスの保守的な会社だったようですが、いろいろ紆余曲折あって、今のようにはじけてしまったようです。社長を当日見かけましたが、髪の毛まで新生姜色に変わっていました(^^;)。 

昔の看板


smbiz.asahi.com


つしまみれのライブは、入り口正面のホールに仮のステージを作って行いました。開場の15時になったので、ステージ前に並べられた椅子に座って待つことにしました。 

 

続きます。